ラム酒漬けレーズン

お菓子

Rum Raisins 


お菓子作りの材料として常備しておきたいのが自家製ラム酒漬けレーズン。仕込み方はとても簡単。保存瓶にラム酒を注ぐだけです。1週間ほどすれば使い始められます。何度か使ってレーズン減ってきたら、レーズンとラム酒を追加します。つぎ足ししながら使い続けると、時が経つとともに芳醇な香りが増していきます。
私のラム酒漬けレーズンは、20年以上前、お菓子を勉強し始めた頃に漬けたもの。レーズンからのエキスで液も濃厚になり、まろやかな味わいになっています。焼き菓子やレーズンウィッチ、クリスマスのシュトーレンにと、自家製ラム酒漬けレーズンは香りのアクセントとして活躍します。
お菓子とともに積み重ねた年月を味わうことができるラム酒漬けレーズン。宝物の一つです。

材料 | INGREDIENTS
・レーズン 300g
・ラム酒(ダーク)500ml
・保存瓶(容量800ml)

おすすめのアイテム
洋菓子の香りづけに最適なダークラムとしても広く愛されているマイヤーズラム。ラム酒の中では価格も手頃なので、漬け込み用としてもおすすめです。

レーズンについて
レーズンはオイルコートをしてあるものと、していないものがあります。オイルコートはレーズンから出る糖分で、実と実がついて塊にならないために施してあります。市販のレーズンの袋の中を見て、実がパラパラと離れているものはオイルコートしてあるものです。

ラム酒漬けレーズンはオイルコートしてあるものでも、していないものでも、どちらでも同じように作れます。おすすめは混じり気のない、レーズンそのままのオイルコートなしのものです。身近で手に入る方で作って見てください。

1. 瓶は煮沸消毒またはアルコール消毒しておきます。レーズンを入れ、ラム酒を注ぎます。

2. レーズンにかぶるまでラム酒を注いだら、蓋をして、冷暗所に一日置きます。

3. 翌日、レーズンがラム酒を吸って表面に出ていたら、レーズンが浸るようにラム酒を注ぎます。蓋をして冷暗所で保存します。一週間ほどで、香り豊かなラム酒漬けレーズンの出来上がりです。

4. 使う時は瓶の中でラム酒をよく切って、レーズンを取り出します。
何度か使ってレーズンが減ってきたら、レーズンとラム酒をつぎ足します。レーズンが常にラム酒に浸っている状態にしておきましょう。


Q & A


Q. オイルコートしてあるレーズンは洗ってから使った方がいいですか?

A. レーズンは洗わないでください。ぶどうを干して乾燥させたものがレーズンです。水で洗ったとたんに、たっぷりと実に水を含んでしまいます。そのレーズンをラム酒漬けにすると、ラム酒に水分が入り、アルコール度数が下がって、保存状態も悪くなってしまいます。

Q. 作る分量は変えても大丈夫ですか?

A. ラム酒漬けレーズンはどんな分量でも作れます。レーズンがラム酒に浸っていれば良いので、少なくも多くも作れます。はじめに少量作って、たくさんお菓子を作るようになったら、増やしていくのも良いかもしれません。

Q. ラム酒漬けレーズンはそのまま食べられますか?

A. ラム酒漬けレーズンはたっぷりラム酒を吸っているので、そのまま食べるととても苦いです。基本的には焼き菓子に使いますが、レーズンサンドクッキーなどでは少量をそのままバタークリームと合わせて使います。アイスなどにたくさん混ぜてラムレーズンアイスにする時や、アルコールに弱い方は、お鍋などでフランベしてアルコールを飛ばしてから使うと良いでしょう。

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