バターをクリーム状にする
きほん
How to Cream Butter
洋菓子を作る時に欠かせないバター。
気温の低い時期は常温に出しておいても、柔らかく戻りません。そんな時は湯煎を使うと、失敗なくクリーム状にできます。
冷蔵庫から出したての冷たいバターも同じ方法でクリーム状にすれば、すぐにお菓子を作り始められます。
1. 大きめのボウルに熱湯を入れ、バターを入れたボウルを2〜3秒当てます。
◇ 湯に長く当てているとバターが溶けてしまいます。ボウルの底についているバターが少し緩んだらで湯からはずします。
2. ボウルを湯からはずし、ホイッパーで押してこなします。
3. 再び湯に2〜3秒当てます。
4. 湯からはずし、ホイッパーで押してこなします。同じ作業を数回繰り返します。
5. バター全体が緩んできたら、ホイッパーですり混ぜてクリーム状にします。マヨネーズくらいの柔らかさが目安です。
Q & A
Q. クリーム状のバターと、溶かしバターの違いは?
A. バターは空気を含んだ状態で固まりになっています。その空気を逃さずに、材料を混ぜ込みやすくするためにクリーム状にします。バターを溶かしてしまうと水分になり、空気は抜けてしまいます。溶かしバターに、砂糖や卵、粉を混ぜても空気が抜けているので、硬いケーキやクッキーになってしまいます。レシピに「バターをクリーム状にする」とある場合は、上記のようにバターをていねいにクリーム状にすることで、美味しいお菓子に仕上がります。
マドレーヌなど、溶かしバターで作るお菓子もあります。
Q. 電子レンジを使っても良いですか?
A. 電子レンジにかけるとすぐにバターは溶けはじめます。電子レンジに数秒ずつかけて、取り出して混ぜることを繰り返しても良いですが、調整が難しいので、バターの扱いに慣れていない方は、湯煎の方法をおすすめします。