ポルボロン

Polvoron | ポルボロン、ポルボロン、ポルボロン。 口の中で砕けないうちに3回唱えることができたら願いが叶う。。。おまじないのような名前のクッキー。 ポルボロンはスペイン・アンダルシア地方の修道院で生まれた幸せを呼ぶお菓子。クリスマスやお正月、結婚式などのお祝いに欠かせない伝統菓子です。 口に含んだ瞬間、塵のようにホロホロと溶ける素朴でやさしい口あたりから、スペイン語で「粉」を意味する「polvo」よりポルボロンと名付けられました。 人々の幸せを願うクリスマス、手作りのポルボロンを贈り物にどうぞ。

ポ ド クレーム オ ショコラ

Pot de crème au chocolat | ポ ド クレーム (Pot de crème)は、クリームとプリンの間のような食感のなめらかなデザート。“Pot”はフランス語で「壺」という意味。小さな容器でつくって、濃厚な味わいを楽しみます。 今回はチョコレートでのアレンジ。ポ ド クレーム ショコラはチョコレートの味がダイレクトに出るので、美味しいチョコレートを使うことが最も大切なポイント。保存瓶などでつくって、そのままプレゼントもできます。

バニレキプフェル

Vanillekipferl | バニレキプフェルはオーストリアやドイツに伝わるクリスマスのクッキー。“Vanille”はバニラ、“kipferl”は三日月を意味します。 ホロホロと崩れるような軽い口当たりで上品な甘さのバニレキプフェル。私はヨーロッパで幸せをもたらすといわれる「馬蹄」の形にしています。粉砂糖をふりかけた姿が美しく、プレゼントにも喜ばれるクッキー。 型を使わず手で成形できるので、家族やお友達と一緒につくるのも楽しいクリスマスのお菓子です。

シュトーレン

Stollen | シュトーレンはドイツのクリスマスのお菓子です。クリスマスを待つ4週間のアドヴェント(Advent・待降節)に少しずつスライスしてドライフルーツが馴染んでいく風味も楽しみながらいただきます。 私のシュトーレンはあまり発酵させないパティスリー風。20年以上前に漬け込み始めた自家製のラム酒漬けレーズン、初春に仕込んだオレンジピール、軽く空焼きしたアーモンドダイス、そして中心には手づくりのマジパンをそっと包み込みます。

モンブラン

Mont-Blanc | モンブランはマロンペーストでつくるのが一般的ですが、裏ごした栗のモンブランは栗そのもの。 茹たて熱々の栗を鍋から1粒出して半分に切り、スプーンで実をすくっては木べらでていねいに裏ごします。すべての栗の裏ごしが終わり、こし器を持ち上げるとふんわりときめ細やかな栗の山。ふわっと秋の香りが広がります。 裏ごししたての栗を、砂糖、生クリーム、ブランデーと合わせてグラスに絞り出せばモンブランのできあがり。

オレンジピール パウンドケーキ

Orange Peel Pound Cake |  同じ重さのバター、砂糖、卵、小麦粉を混ぜて作るパウンドケーキ。材料も作り方もシンプル。だからこそ、作り方ひとつで出来上がりに差が出ます。大切なポイントをおさえて、ていねいに、ゆったりとした気持ちで作ってみてください。しっとりとなめらかな、見た目も美しいパウンドケーキに仕上がります。 自家製のオレンジピールを入れたパウンドケーキは、誰にでも喜ばれる私の定番の手土産です。

キャロットケーキ

Carrot Cake |  アメリカやヨーロッパの各地で親しまれているキャロットケーキ。もともとはイギリスのお菓子です。まだ砂糖が貴重だった時代に、お砂糖の代わりとして甘い人参を用いたことが始まりとか。たっぷりのすりおろし人参、くるみ、レーズンを加え、バターではなくオイルで作るケーキは軽い食感でとてもヘルシー。どんな季節にも作りやすく、順番に混ぜていくだけなのでとても手軽です。