チェリーの赤ワインコンポート
Cherry Wine Compote
アメリカンチェリーにレモンとシナモンスティックを加え、赤ワインで煮たコンポートです。
タルトやロールケーキなどお菓子作りに瓶詰や缶詰のダークチェリーやサワーチェリーを使うことがよくありますが、せっかくなら旬の季節はなるべく手作りしたいものです。コンポートにするとスパイスと赤ワインの深い香りがアメリカンチェリーをより贅沢な味わいに。冷たくひやしてそのままデザートに、タルトやケーキのフィリングにといろいろ楽しめます。
アメリカンチェリーについて
アメリカンチェリーの旬は5月上旬から7月下旬頃。
国産のさくらんぼに比べて大粒で、色が濃く、実が締まっているのが特徴です。味も深いので、焼き菓子やジャム、シロップ漬けなどにも向いています。国産のさくらんぼに比べて価格もお手頃。旬の季節に、贅沢に使ってお菓子作りを楽しみましょう。
材料 | INGREDIENTS
・アメリカンチェリー 15〜20粒
・赤ワイン 150ml
・グラニュー糖(または上白糖) 15g
・レモンの輪切り 1枚
・シナモンスティック 1/3〜1本
1. 鍋に赤ワイン、グラニュー糖、レモン、シナモンスティックを入れ、中火にかけます。
◇ コンポートに使用する鍋は、ゆっくりと熱が入り、保温性の高い琺瑯鍋がおすすめです。ステンレス鍋でも作れます。アルミ鍋は仕上がりの色が悪くなることがあるのでおすすめしません。
2. 沸騰したらごく弱火にして、アメリカンチェリーを加えます。
◇ お菓子の飾りに使ったり、そのまま食べる場合は、チェリーの柄(え)をつけたまま作ります。お菓子の中のフィリングなどに使う場合は、あらかじめチェリーの柄(え)を外し、種を取っておくと良いです。種の取り方はチェリークラフティのレシピを参考にしてください。
3. キッチンペーパーで紙蓋をして、5分ほど煮ます。
◇ 紙蓋にするキッチンペーパーは吸水性の高くないものが良いです。吸水性が高いとキッチンペーパーがシロップをたくさん吸ってしまいます。紙蓋をすると少ない量のシロップでも煮ることができ、チェリーの表面も乾きません。さらに紙蓋はアクも吸ってくれるので、色鮮やかなコンポートに仕上がります。
4. チェリーが柔らかくなったら火を止めて、そのまま冷まします。紙蓋もしたまま冷まします。完全に冷めたら容器に移します。
<保存について>
密閉容器や瓶に入れて、冷蔵庫で2週間ほど日持ちします。
Q & A
Q. シナモンスティックの代わりにシナモンパウダーでも作れますか?
A. シナモンパウダーを使うと、コンポートにパウダーが付き、ザラザラとした食感になってしまいます。コンポートにスパイスを入れる場合は、ホールのものを使用してください。