クロッカン
Croquants
カリカリ、サクサク。
フランス語で「カリっとした」を表すオノマトペのような名前のクロッカン。南仏・プロヴァンス地方の素朴な焼き菓子です。日本のカルメ焼にも似た食感と味わいに、なつかしさも感じます。
アーモンド、くるみ、ヘーゼルナッツ、カシューナッツ、ピーカンナッツ、マカデミアナッツ、松の実にピスタチオ。。。好みのナッツを、卵白、粉砂糖、薄力粉を合わせた生地に混ぜ合わせて焼き上げます。
お菓子作りをしていると、どうしても卵白だけが余ってしまうことがよくあります。そんな時に卵白だけを使って手軽にできるのがこのクロッカン。泡立てたり、生地を寝かしたりする手間もなく、型も使わないシンプルなレシピ。瓶に入れておけば日持ちするので、おやつにぴったり。いいこと尽くしのお菓子です。
材料 | INGREDIENTS
直径5〜6cm 20〜25個分
・ナッツ 100g(アーモンド、くるみ、ヘーゼルナッツ、カシューナッツ、ピーカンナッツ、マカデミアナッツ、松の実、ピスタチオなど好きなバランスで)
・卵白 25g(約1/2個)
・粉砂糖 125g
・薄力粉 40g
【仕上げ用】
・卵白 適量
・粉砂糖 適量
◇ このページではアーモンド50g、くるみ50gを使用しています。
◇ 冷凍卵白でも同じように作れます。
下準備
天板にキッチンペーパーを敷き、ナッツをのせて空焼きします。
◇ ナッツによって空焼き時間を調整してください。
・ホールアーモンド、くるみ、ヘーゼルナッツ、カシューナッツ、マカデミアナッツ:170℃ 7分間
・ピーカンナッツ、アーモンドダイス、松の実:150℃ 5分間
・ピスタチオ:空焼きなし
◇ キッチンペーパーを敷くことで、アーモンドから出る余分な油を吸い取り、カリッと仕上げます。
ホールのナッツは、あたたかいうちに適当な大きさに刻んでおきます。
オーブンを160℃に予熱します
1. ボウルに卵白を入れます。
2. 粉砂糖を加えます。
3. 粉砂糖が溶けてアイシングのような感じになるまでゴムベラで混ぜます。
4. 薄力粉をふるい入れます。(まだ混ぜません)
5. ふるった薄力粉の上にナッツ類を加えます。
6. ゴムベラで全体的が馴染むように混ぜます。
7. ある程度混ざったら、あとは手で混ぜてひとまとめにします。
8. まな板に生地を移して、直径4cmくらいの棒状に整えます。
8. 5mm〜1cmくらいの厚みにカットします。
9. 間隔をあけて天板に並べ、指で5mmくらいの厚みに広げながら形を整えます。
◇ 焼くと1.5倍くらいのサイズに膨らみますので、間隔を広めにあけて並べます。写真は30×40cmの天板を使用しています。
10. 仕上げ用の卵白を刷毛で薄く塗ります。
11. 仕上げ用の粉砂糖を茶漉しでふるいかけます。
12. ふるった粉砂糖が泣いて(溶けて)くるので、もう一度粉砂糖をふるいかけます。
160℃に予熱したオーブン(2段の場合は下段)で、30分焼きます。
13. 香ばしい色なったら焼き上がりです。
オーブンから取り出し、天板のまま5分ほど置きます。
14. 網の上に移して冷まします。
<保存について>
完全に冷めたら、瓶やタッパなど密閉できる保存容器に入れます。
常温(涼しい場所)で2週間ほど日持ちします。
Q & A
Q. もう少し小さいサイズに作りたいのですが。
A. クロッカンは好きな大きさで作れます。
作り方8で棒状にする際に直径を小さめに成形して、細い棒状に整えます。カットの厚さも好みに調整してください。
焼くときの温度は160℃を変えずに、時間を短くしてください。焼き上がりは焼き色で判断します。